♡航星日誌♡

・・・to boldly go where no one has gone before.

ユングさんめもです

ーー以下ユング


マリアの公理:古代後期の伝説的な女性錬金術師マリア・プロフェティサ(予言者マリア)が記したという、錬金術における中心的公理。「一は二となり、二は三となり、第三のものから第四のものとして全一なるものの生じ来るなり。」



夢や空想といった無意識的な内容が、それを見る者の心の状況を語っているのと同様に、神話はそれを生み出した人類史の段階を明らかにし、またその時の無意識の状況を表している。夢を見る人も神話を作った人類も、意識的には投影されている状況について何も知らないのである。


共時性とは、意味深くはあるが因果的には繋がっていない二つの事象が同時に生起する、ということが本質的な規準であるように思われる。



私は、単に二つの事象が同時に生起することを意味するにすぎない「並時性」とは対照的に、ある同一或いは同様の意味を持っている二つ或いはそれ以上の因果的には関係のない事象の、時間における偶然の一致という特別な意味において、共時性という一般的概念を用いる。



心的内容の投影とか取り込み(心的内容が外のものとして体験されるとか内へ取り入れられる)とか言う場合、我々は輪郭を持った人格構造が既に存在することを前提としており、それを基準にして「外」とか「内」とか言う。しかし実際には心的内容は元々はほとんど外在化されていた。


グノーシス派は蛇を脊髄や骨髄と同一化していた。この場合の脊髄・骨髄とは、反射機能と同義にほかならない。