♡航星日誌♡

・・・to boldly go where no one has gone before.

夢ってなんですか

これまでもやっとしていたけどなんとなくわかったことは、色んな場所での歴史的解説が古代エジプトはじまりで、まるで歴史はエジプトから始まりますみたいな感じで、古代シュメールについてあまり触れられていないのは、粘土板、石板は残っているものの失った物が多く完全ではないため古代シュメールについてはわからないことが多いからなんだと思う。残っていた行政や王に関するもの、ギルガメッシュ叙事詩などから推測するしかないから。書けないからかな?。やっとすっきりした。。
たとえば、こんなの。シュメール飛ばしでエジプトはじまりな感じの。

世界シンボル大辞典,大修館書店,の”夢”の項
ーー
<夢の分類>
古代エジプトでは、夢に対し何よりも前兆としての価値が付与された。「神は夢を創造して、人間が未来を予見することができないとき、その取るべき道をおしえようとした。」とある知恵の書はいう。神聖な書記ないし夢占い師である、朗読係の祭司は神殿において、代々伝えられた鍵に従って、夢のシンボルを解釈した。夢占い、つまり夢による占術はいたるところで行われていた。
ーー
みたいな感じの。


続く他のも楽しすぎるから少し書きます。
ーー
 すべての北米インディアンにとって、夢は体験の最終決定的な表象である。「夢は典礼の原因をなす。それは祭司の選定を正当化し、シャーマンの資格を付与する。医術や、子どもにつける名前や、タブーも夢に由来する。夢は戦いを組織し、遊猟、死刑、提供すべき援助を執行する。終末論の闇を究めるのも夢だけである」最後に夢は、「・・・伝承を確認する。それは合法と権威の証である」
 カサイ(コンゴの盆地)のバンツー族にとって、ある種の夢は、眠りの間肉体を離れて死者の霊とおしゃべりをしに行く霊魂によってもたらされる。こうした夢はその当人に関する前兆の性格を有する、さもなければ生者たちに対する死者たちの真実のメッセージ、したがって共同体全体にかかわる真実のメッセージとされる。

(略)

精神分析学的、民族学的、超心理学的研究は夜の夢を研究の便宜上、次のようないくつかの範疇に区分した。
①予言的ないし教訓的な夢で、過去・現在・未来の重大な出来事に関する警告を多少とも隠蔽した形で示す夢。この夢の原点はしばしば天なる力にあるとみなされる。

②シャーマン、あるいは「死者の書」のチベット仏教徒の秘技伝授の夢で、呪術的効験に富み、想像界の知識と旅を通じて別世界に導く夢。

③遠く離れた人ないし集団の考えと感情を通じさせるテレパシーの夢

④H・コルバンが「イマーゴの世界」と呼ぶものへ導く幻視の夢で、意識のある水準に関して、人間の存在のうちに、「わが西洋文明が萎縮ないし麻痺させてしまったらしい能力」(H・コルバンはその能力の証をイランの神秘化たちのうちに見いだしている)を想定する夢。ここでも重視されるのは予兆でも、想像界の旅でもなく幻視なのである。

⑤無数のうちからひとつの可能性を見抜きこれを優先させる予感の夢

⑥何かある偉大な元型を再現し、根源的、普遍的な不安を反映する神話的な夢

(略)(白昼夢に関する記載)
ーー
こういったものに、さらに、自己想起成分、宇宙人成分、仙人化成分、他などなどなどなどを総合して、まつきよさんは「夢はなんでもできる」とひとことで述べておられたのかな。たのしいな♡